60歳以上の従業員を守る!熱中症対策に「エイジフレンドリー補助金」を活用しよう

更新日:2025年7月10日 / お知らせ・ご案内

木村です

2025年5月15日より、エイジフレンドリー補助金の申請受付が始まりました。この補助金は、特に60歳以上の従業員が安全に働ける職場環境を整備することを目的としており、その中に熱中症対策に特化したコースも設けられています。

 

エイジフレンドリー補助金「職場環境改善コース(熱中症予防対策プラン)」とは?

 

このコースは、2025年6月から企業に義務付けられた熱中症対策を支援するもので、中小企業が対象です。暑い環境で働く60歳以上の従業員が熱中症になるのを防ぐため、身体機能の低下を補う機器の導入費用を補助します。

具体的には、以下のような機器の導入が補助対象となります。

 

1. 体表面を効率的に冷やすための機器

 

  • 体温を下げる機能がある服や装備:冷却ファン付きウェアや、冷却ベストなど。
  • 移動式のスポットクーラー:作業場や休憩場所に設置でき、排熱を屋外に逃がせるタイプで、標準使用期間が5年以上のものが対象です。

 

2. 効率的に身体を冷却するための機器

 

  • アイススラリーを冷やすための専用冷凍ストッカー:マイナス20℃程度まで冷やせるもので、最大400リットルまでのものが対象です。
    • 注意点:アイススラリーやスポーツドリンク、保冷剤などの消耗品は補助の対象外です。

 

3. 健康管理システムの導入

 

  • 小型携帯機器(ウェアラブルデバイス)による健康管理システム:熱中症の初期症状など、体調の急変を把握できるものが対象です。

 

4. WBGT指数計の導入

 

  • WBGT指数計:日本産業規格JIS Z 8504 およびJIS B 7922 に適合したものが対象です(1事業者につき1点まで)。

 

補助率と上限額

 

この熱中症予防対策プランの補助率は1/2で、上限額は100万円です。

エイジフレンドリー補助金には、この熱中症予防対策プラン以外にも複数のコースがあります。まずは厚生労働省などのリーフレットで詳細を確認し、ぜひこの機会に活用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

【詳細】

厚生労働省「エイジフレンドリー補助金」